森の茶製造元、ヤマチョウです。
「飲む量が多いほど効果的」
こんな新聞見出しを覚えている方はいらっしゃいますか。
実はこれ、水出し茶に関する記事の見出しなんです。
お茶と言えばお湯で淹れるスタイルが一般的です。水出しは「お茶を冷たくしただけ」というイメージです。
しかし、2014年。
この水出し茶の世界を一変させるカテキンに関する研究結果が発表されたのです。
お茶といえば「カテキン」です。そしてこの「カテキン」がからだに良いことは広く知られています。
カテキンは主に4つに分類されます。
@エピカテキン(EC)
Aエピガロカテキン(EGC)
Bエピカテキンガレート(ECG)
Cエピガロカテキンガレート(EGCG)
Aエピガロカテキン(EGC)
Bエピカテキンガレート(ECG)
Cエピガロカテキンガレート(EGCG)
もはや暗号のようですが、今回出てくるのは2つ。
エピガロカテキン(EGC)とエピガロカテキンガレート(EGCG)です。
カテキンには、特にコレステロール調整やインフルエンザ予防、脳の老化防止などなど、本来人間が持っているちからの暴走を抑えるはたらきがあります。
実はこれはエピガロカテキンガレート(EGCG)の持つちからなんです。
人間には活性酸素があります。活性酸素は殺菌力が高く、細菌やウィルスを撃退する役目をしています。
でも増えすぎても良くないので、活性酸素を消去する抗酸化作用がある酵素(SOD)がはたらくようになっています。
でも、年をとるとSODのちからが弱くなり、活性酸素が増えすぎて細胞に障害をあたえるようになってしまいます。
でも、この活性酵素を消去する物質(SODの代わりになるもの)は自然界にたくさんあるんです。
中でも緑茶は他にくらべて格段に高い効果を持っています。
このエピガロカテキンガレート(EGCG)のはたらきはからだに対するブレーキのようなもの。
暴走してしまった活性酸素を抑制するはたらきです。
ブレーキがあるならアクセルもあります。
それがもうひとつ出てくると言ったエピガロカテキン(EGC)です。
こちらはからだの免疫力を高めて、感染症などの予防をするはたらきがあります。
相反するふたつのカテキンですが、お湯で淹れるとだいたい同じくらいの割合で抽出されてきます。
その場合、どうもブレーキである抗酸化作用の方が優先されるようで、これがいわゆる「お茶の効能」として知られています。
お茶のカテキンって言うのはこういうものだ。みんながそう思っていました。
しかし2014年。その事実が覆されます。
下の図を見てください。
水で淹れた場合、アクセルであるエピガロカテキン(EGC)の方が多く抽出されます。
つまり水出しの方が、免疫力をアップさせるはたらきを多く得ることができるんです。
免疫力は病気からからだを守るちからです。
そして他のちからと同様に、年齢とともの低下していってしまいます。
しかもピークは20歳前後。いろいろと辛くなってきます。
免疫力の低下はさまざまな病気を招くことになります。
アクセルが効かないので、病気から逃げることができないのです。
そこで水出し茶など、いろいろなものにサポートしてもらい、本来持っている免疫力をアップさせるのが一番なんです。
そんなわけでタイトルの水出し茶を飲む3つのメリット。
免疫力アップというひとつしか説明していませんが、あとのふたつを合わせるとこんな感じです。
@免疫力がアップする。
A渋みが少なくスッキリと甘い味になる。
B暑いときは普通に冷たいものが美味しい。
A渋みが少なくスッキリと甘い味になる。
B暑いときは普通に冷たいものが美味しい。
無理やり3つにしたわけではないですよ。
メリットは山程ありますが絞って3つにした結果なんですよ。
特にAに関しては掘り下げて説明したいのですが、このまま続けると長くなってしまうのでまた今度です。
夏は暑さでからだが弱ってくる時期です。免疫力を高めて乗り切っていきましょう。
ヤマチョウの水出し茶はこちら。水でもお湯でも、どっちでも美味しく飲めるから1年中使えます。