森の茶製造元、ヤマチョウです。
3月も終わりに近づき暖かい日が多くなってきました。
そうなってくると、恋しくなってくるのが「水出し茶」です。
ヤマチョウのお茶は、どのお茶もお湯でも水でも美味しく飲めるように仕上げています。ですが、そんなヤマチョウのお茶の中でも、特に水出し茶におすすめのものがあるんです。
それが、ヤマチョウの「つゆひかり」です。
「つゆひかり」というのはお茶の品種の名前です。お米やイチゴなどと同じようにお茶にもいろいろな品種が存在します。中でも最も有名なものは「やぶきた」で、その栽培面積は全国では全体の約75%、静岡県にいたっては約90%を占めるほどです。お茶にあまり興味がない方でも「やぶきた」という名前は耳にしたことがあると思います。
日本のお茶の品種勢力図は一強多弱。やぶきた品種以下のランキングは、「ゆたかみどり」6%、「おくみどり」2%、「さえみどり」2%……。今回ご紹介する「つゆひかり」は0.3%ほど。まだまだ稀少な品種です。
では、限られた茶園のみで育てられている稀少な品種「つゆひかり」は一体どんな品種なのでしょう。そしてなぜ、水出し茶におすすめなのでしょうか。
「つゆひかり」が品種登録をされたのは2003年。わずか18年前です。ちなみに「やぶきた」が品種登録されたのは1953年。歴史の差を感じます。
「つゆひかり」は静岡県の茶業試験場で「静7132」を母親に「あさつゆ」を父親にした交配品種です。天然玉露とも呼ばれる「あさつゆ」の「つゆ」の字をいただき、静岡県の茶業に光明をあたえる品種となることを期待して「つゆひかり」と名付けられました。
実はこの「つゆひかり」ですが、登録をされる前から優良な品種であることが分かっていて、品種登録の2年前。2001年には静岡県茶奨励品種として採用されていたほどなんです。
お茶の世界の優等生は、一部の茶園での生産にも関わらず今一番注目をされているといっても過言では無いほどの高い人気を誇っています。
やぶきた品種にくらべて緑の水色がとても鮮やかで、見た目にも美しい品種です。渋みの中に旨みと甘みが引き立つ。口に含むと爽やかな甘み、そして、後味には深い旨みとどっしりとした渋みを感じられます。「つゆひかり」特有の甘くふくよかな香りは穏やかで、食事によく合うと好評です。
そんな「つゆひかり」の特長のひとつといえば、水出し茶にしたときの美味しさなのです。
どんなお茶でも、水で抽出すると渋みや苦みの成分があまり出ず、旨みや甘みの味わいを強く感じられるお茶になります。
「つゆひかり」は特にその傾向が強く、スッキリと甘い味がふわっと広がっていきます。また、見た目もとても鮮やかなグリーンをしているので、透明なグラスに注げばそれだけで見栄えも良く食卓を彩ってくれるのです。
水のとき、お湯で淹れるときの1.5倍くらい多めの茶葉を入れ、冷蔵庫で一晩ゆっくりと抽出させてみてください。翌朝には美味しい水出し茶の出来上がりです。ご自宅でつくったものなので、その日のうちに飲み切るようにしてくださいね。
渋みの中に旨みと甘みが引き立つ爽やかなヤマチョウの「つゆひかり」です。まだ少し冷える朝晩はお湯で、汗ばむような日中は水でと、一粒で二度おいしい品種茶をどうぞ楽しんでみてください。
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