ご存知ですか。緑茶?日本茶?ものすごく大きな分類で見れば正解ですが、
森の雫は「煎茶(せんちゃ)」と言う種類のお茶になります。ヤマチョウの
ホームページを見れば簡単に分かってしまう問題でした。
私たちが普段飲んでいるお茶は、実はそのほとんどが「煎茶」と呼ばれる
ものです。しかし、テレビなどでわざわざ「煎茶」と表現することは
ありません。
缶入り茶の先駆けでもある伊藤園さんの「おーいお茶」ですが、
発売時の名前はズバリ「煎茶」
なんとも潔いネーミングです。しかし、煎茶って何?と言う声が多くあがった為、
4年後には「おーいお茶」に改名されたそうです。
煎茶とは、摘み取ってすぐに熱で発酵を止めた不発酵茶の種類のひとつで、
ほうじ茶も玄米茶も抹茶もこの不発酵茶になります。逆に、紅茶は完全に
発酵させた発酵茶。烏龍茶は半発酵茶という種類のお茶になります。
煎茶の特徴のひとつは、針のような細長い葉の形です。これは薄くて平らな
生葉の形だと葉が乾き過ぎてしまうため、その葉をより合わせて茎の形に
近づけているのです。
また、このように出来上がった茶葉は、味が階層構造になっていて、
表面部分が特に旨みがつよく、更に水に溶けやすいアミノ酸成分と
あいまって「1煎目がいちばん甘くておいしい!」と感じられるのです。
また、私たちが当たり前のように飲んでいる煎茶ですが、実は蒸しや乾燥により
茶葉の発酵の働きをストップさせるという点で世界的にも珍しい茶で、
生産・消費ともほぼ日本に限られているんです。そう聞くと、いつも飲んでいる
お茶も、なんだかとってもありがたいもののように感じてしまいます。
寒い時期はあったか〜いお茶が一番ホッとします。ちょっとだけ煎茶の事を
思い出しながらゆったりとした時間をお過ごし下さい。
ヤマチョウの煎茶はコチラ→ http://yamachou.net/products/list1.html