森の茶製造元、ヤマチョウです。
ヤマチョウでは朝礼の際「職場の教養」という冊子を活用しているの
ですが、その中に面白い話が載っていました。
鎌倉幕府の三代将軍、源実朝のお話です。
源実朝は公家の文化に憧れを持っていましたが、逆にそれを良く
思わない人たちもいて、板挟みになり苦しんで、深酒をするように
なりました。
なんだか今も昔も深酒の原因は変わりませんね。
まあそれは置いておいて、深酒をしすぎた実朝は当然のごとく
二日酔いになってしまいます。
しかし、当時は「二日酔い」というものが知られていなかったのか
お坊さんを呼んで祈祷をしたそうです。もちろん皆さんは御存知で
しょうがご祈祷をしても二日酔いは治りません。
そんな時、ウワサを聞きつけたのか、茶業界の超有名人。中国から
「茶」の文化を日本に持ち帰った栄西という僧侶が源実朝にお茶を
献じました。
すると源実朝の二日酔いはすっかり治り、この事をきっかけに喫茶の
風習も広まっていったそうです。
もしも源実朝が二日酔いにならなければ、喫茶の風習が広がるのは
もっともっと後になっていたかもしれませんね。
茶の広がりは意外なきっかけからだったというお話です。
二日酔いではありませんが普通に美味しいので、今日も熱いお茶を
ガッと飲んで元気に乗り切っていきましょうね!