2019年05月17日

新茶の代名詞。八十八夜の真実

森の茶製造元、ヤマチョウです。

お茶と言えば「八十八夜」ですが、この「八十八夜」って何かご存知ですか。
お茶屋がPRのために勝手に作った言葉ではないんですよ。

八十八夜という言葉を聞いてまず思い出すのが童謡「茶摘み」の一節「夏も近づく八十八夜」という歌詞ではないでしょうか。
この歌が、八十八夜を広めたのは間違いありません。しかし八十八夜という言葉は、この歌ができるずっと昔からあったんです。

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日本には古来より「二十四節気(にじゅうしせっき)」があります。立春、冬至、夏至、秋分などは有名ですね。
二十四節気は季節の目安です。しかし、二十四ではちょっと足りないのでそれを補うためにつくられた「雑節」というものがあります。

八十八夜はこの「雑節」のひとつです。

立春から数えて八十八夜目の頃は農家にとって、とても重要な頃です。

朝晩の冷え込みがなくなり、霜も降りなくなるため外で作物を育てても心配なく、種を撒いても失敗することがありません。
また、「八十八」は「米」の字に通じるため、縁起をかついで米の苗床を作ったりしました。

しかし、この頃もカレンダーのようなものはありましたが、旧暦の暦のため、実際の季節とひどい時は1ヶ月も違うこともありました。
そのため暦ではなく、こうした月の満ち欠けで農作物にとって最適な時期を計っていたと思われます。

月の満ち欠けの周期は約29.5日です。29.5日で満月が欠けていき、また満月になるのです。
この29.5日の満ち欠けを3回見れば29.5日×3回=88.5日。これでほぼ八十八日になるわけです。

ちなみに何故「八十八日」ではなく「八十八夜」なのかといいますとお月様は夜しか見えないから「夜」というのが有力説ですよ。

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ここまで読むと、八十八夜はお茶の代名詞ではなくお米の代名詞の方が良いのではないかと思われるかもしれません。
しかしそうではありません。

八十八夜の頃に摘み取られたお茶の事を総称して「新茶」または、「一番茶」といいます。
この新茶や一番茶が何かのかは先日のブログに書いてあるので興味があったら読んでみてくださいね。

★ヤマチョウブログ★
一年中お茶はあるのになぜ新茶は人気なのか↓↓↓

新茶は、二番茶、三番茶などに比べて爽やかで甘みが深い傾向にあります。

これは二番茶などに比べて、カテキンやカフェインという苦味成分が少なく、甘み成分のアミノ酸が多いからです。

簡単に言ってしまえば八十八夜の頃に摘み取られたお茶、つまり新茶は美味しいんです。

また、お米は八十八夜の頃に苗床をつくっていましたが、収穫できるのはまだまだ先です。
近年では自然災害を避けるために品種改良などもされ、昔とはいろいろな作業の時期が大きく異なります。

しかしながら、お茶は昔ながらの時期に美味しい新茶が摘み採られます。
変わらぬ時期の栽培、そしてやっぱり茶摘みの歌のおかげで、八十八夜=お茶のイメージが定着してきたんです。

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旬のものを旬の時期に味わう。これぞ最高の贅沢です。

ヤマチョウでも、新茶の時期だけ限定で「八十八夜新茶」という商品を販売しています。
旬のものを旬の時期に味わう。その為この八十八夜新茶は5月31日までの限定販売となっています。

古来より受け継がれてきた先人たちの知恵が八十八夜です。
美味しい新茶を飲みながら、子供たちに八十八夜の意味を教えてあげるのも楽しい時間になるかもしれませんね。

5月31日までの限定販売。ヤマチョウの八十八夜新茶はこちら↓↓↓
posted by やまちょう at 13:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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