森の茶製造元、ヤマチョウです。
今日は「ヤマチョウの森の華(もりのはな)」が新茶で出来上がりました。
華のように芳醇な香りが特長の森の華は、ヤマチョウのお茶の中では高級茶になります。
本日、新茶での販売がはじまった商品はこちらです
森の華も新しく気合を入れて50gのチャック付き袋を作っちゃいました。華のイメージにぴったりの韓紅のような色合いにしています。華やかで素敵なのでプレゼントにもおすすめですよ。
この写真はヤマチョウの工場の前で撮りました。ヤマチョウのお茶はすべてこの製茶工場でつくられています。
そんなヤマチョウがあるのは、静岡県周智郡森町です。通称として「遠州森町」と言うことが多いです。このあたり一帯を遠州地方と言うため、遠州地方の森町と言うことです。
ここ遠州森町は高級茶の産地として知られています。お茶の産地なだけあって日常的にお茶を飲む習慣があり、静岡県独自の健康指標「お達者度」で男女ともに一位に輝いたこともあります。
ちなみに、男女ともに一位に輝いたことを記念してヤマチョウがつくった「お達者のお茶」も好評です。
また、清水の次郎長の子分である「森の石松」が育った地としても有名で、昭和のころには、浪曲「森の石松」の枕詞として「遠州森の茶」が広く全国に知れ渡ることとなりました。
ヤマチョウは森の茶の創始者として、四代にわたり茶業に励んでいます。今は森町だけで営業していますが、戦前には東京にも支社があったんです。
その頃の東京のお茶屋さんでは、ヤマチョウの屋号の入った茶箱を店頭に置いておくことが一流の証であったと伝え聞いています。
戦争がはじまって東京支社は閉鎖となりましたが、ヤマチョウの屋号入りの茶箱は今でもヤマチョウの直営店「森の茶本舗」で販売をしています。
そんなヤマチョウのお茶は、「森の茶」という産地ブランドのお茶になります。
森の茶は、四季を通じて恵まれた気候、水はけの良い土、そして、川霧たちこめる山間というお茶の栽培には最適な環境で育てられています。
その味わいは、ひとことで言えば「粋(いき)」です。
甘みの中に適度な渋みがあり、コク、香りが十分にあり緑茶としての旨みを贅沢に感じることができます。山の自然の恵みをいっぱいに受けた森の茶です。
また、もうひとつ森の茶が「粋」なことがあります。
それは、昭和初期の大不況のおりに、森の茶のコマーシャルソングをつくったんです。
今でこそコマーシャルソングをつくることは珍しくもないですが、その当時は、コマーシャルソングをしかもこんな地方でなんて、随分と「粋」な試みだったんですよ。
しかもコマーシャルソングを依頼したのは大スター・初代広澤虎造。先にも述べました広澤虎造が浪曲・森の石松を謡った縁で、森町茶商組合の初代組合長が作詞し依頼をしました。
「遠州森町よい茶の出処、娘やりたやお茶摘みに…」の名調子は広く話題になり、森の茶の名も広く広く知れ渡っていきました。
ここまで書いておいて今更なんですが、この内容だったら昨日の「ヤマチョウの森の粋(もりのすい)」※こっちは「すい」と読みます。が新茶になったブログの時にこの内容を書けばよかったなと少し反省しています。
それはさておき。三方を小高い山に囲まれた自然豊かな遠州森町。ここ遠州森町にある製茶工場「ヤマチョウ鈴木長十商店」から、出来立ての新茶をお届けしています。
まだまだ森の茶の新茶は始まったばかりです。ヤマチョウの新茶も続々と出来上がってくるので楽しみにしていてくださいね。
どうぞ旬の味をお楽しみくださいませ。ご予約、ご注文、お待ちしてまーす!
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■本日新茶が出来上がった「ヤマチョウの森の華」はこちら↓↓↓
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