2021年05月04日

ヤマチョウの浅蒸し茶が新茶で出来上がりました

  • 森の茶製造元、ヤマチョウです。

今日は「浅むし茶」が新茶で出来上がりました。

「浅むし」というのは蒸し時間が浅い(短い)お茶のことです。

お茶の製造過程のひとつに「蒸す」という工程があります。

これは摘んだお茶の酸化(発酵)をとめるために行います。ちなみに、お茶を蒸さずに酸化をすすめていくと烏龍茶や紅茶になりますよ。

お茶を蒸す理由は、酸化をとめるだけではありません。お茶の味、香りを決める大切な工程のひとつでもあるんです。

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お茶の蒸し方は、その時間によって大きく3種類に分けられます。

深蒸し茶 1分〜3分ほど
中蒸し 30秒〜1分ほど
浅蒸し 10秒〜30秒ほど

蒸し方が違うだけで、味、香り、見た目が大きく変わってくるのです。


香り、味の違い

ヤマチョウのお茶はそのほとんどが深蒸し茶です。深蒸し茶は蒸し時間が長いため、茶葉が柔らかくなり細かくなりがちです。

やわらかく芳ばしい香りと、甘み、コク、渋み。これらがバランスよく飲みごたえをつくりだしています。

対する浅蒸し茶は、蒸し時間が短いため茶葉の形が壊れることなく、針のように細い見た目をしています。

渋み、甘みがつよく、青々しい味わいや清涼感を感じることができるのが特徴です。

ちなみに中蒸し茶は、深蒸し茶と浅蒸し茶のちょうど中間くらいのお茶のことです。


淹れた色

深蒸し茶と浅蒸し茶で一番分かりやすい違いは、やはり淹れたときの色です。簡単に言ってしまうと、深蒸し茶は「濃い緑色」浅蒸し茶は「薄い黄色」です。

なぜ同じお茶なのにこんなにも色が違うのか。

それはやはり蒸し時間の違いに理由があります。蒸しを長くすることで茶葉が柔らかく脆くなります。すると、次の揉む工程の中で茶葉の形が細かくなり、にごりとなって濃い緑色になるんです。

ペットボトルのお茶でも、最近は「緑色」のものが人気があるので「黄色」のお茶に違和感を覚える方もいるかもしれません。

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しかし、実はいわゆる「お茶」としては、浅蒸し茶の方がスタンダートだったりするんです。

むかしむかし江戸時代のころのお茶は、そのすべてが「浅蒸し茶」でした。「深蒸し茶」の製法がうまれたのは昭和30年代。最近の話なのです。

現在では、深蒸し茶の方が生産量が多くスーパーなどで流通しているのもほとんどが深蒸しのお茶です。誰でも簡単に淹れやすいというのも理由のひとつかもしれません。

どちらが優れている、良い悪いと言うのはありません。100%好みの問題になってきます。リンゴとミカンどっちが好きみたいな話です。

深蒸し茶、浅蒸し茶、そして中蒸し茶(途中から中蒸し茶のことを置き去りにしてすいません)。同じお茶でも蒸し方でこんなにも違うこと。

そして、それぞれの特徴を知ったうえで、ご自分の好きなお茶を探していただけたら嬉しいです。


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2021年05月02日

刻音×静岡茶匠の逸品

森の茶製造元、ヤマチョウです。

昨日5月1日。小國神社さんで「写典と日本茶でマインドフルネス体験」というイベントが開催されました。

これは、急須の歴史に新たなときを刻む茶器「沈殿抽出式ティードリッパー・刻音」を使ってゆったりとお茶を楽しみながら、祓詞(はらえことば)を浄書していただく体験会です。

この「刻音」にあうお茶として、ヤマチョウの「静岡 茶匠の逸品」シリーズの「遠藤 玉露 品種・さえみどり」を使っていただきました。

事前に刻音の開発元である葛g村より依頼を受け、ヤマチョウの茶師が「静岡 茶匠の逸品」シリーズのお茶を吟味し、何度も試飲をした結果選ばれたお茶です。

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参加者の方の邪魔にならないよう遠くから撮ったのでこんな写真ですいません。。。

イベントは感染対策に考慮してこんなに離れた席で行われました。もちろん窓も全開だったので、横を流れる川の音がさらさらと心地よかったですよ。


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刻音の開発者に説明されながら、参加者のみなさんがゆったりとお茶を淹れていきます。

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今回使っていただいた「遠藤 玉露 品種・さえみどり」は、藤枝市岡部でつくられたものです。

岡部は、京都の宇治、福岡の八女と並ぶ玉露の三大産地のひとつです。この地の玉露名人・遠藤氏がつくった傑作のお茶が「遠藤 玉露 品種・さえみどり」です。

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玉露は新芽の出始め、または、摘採の3週間ほど前から日光を遮って育てます。

遮光率は70%前後からはじまり、摘採前には90%以上にもするんです。日光を浴びた茶葉は光合成を行います。光合成により渋み成分である「カテキン」が増加し、逆に光合成をおさえると旨み成分である「テアニン」の含有比率が増します。

玉露はこの光合成のはたらきを調整するため茶園に覆いをし日光を遮断するのです。

豊かな旨みと上質な香り、渋みの少ない完璧な味。ヤマチョウが保有する成分分析機で、過去最高レベルの旨み成分を叩き出した傑作中の傑作です。

他とは明らかに一線を画す銘茶。玉露名人・遠藤にしかつくない至福の逸品がこのお茶なのです。

今回、この「遠藤 玉露 品種・さえみどり」と「沈殿抽出式ティードリッパー・刻音」をコラボという形で販売をすることになりました。

特別お取り寄せ品となりますので、お届けまで少しお時間をいただきますが、ゆったりとしたお茶時間を楽しめること間違いなしです。

刻音の本体のみ。また、「遠藤 玉露 品種・さえみどり」のみの販売もございます。

いつもとは一味違ったお茶の楽しみ方を体験してみてはいかがでしょうか。

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2021年05月01日

ヤマチョウの八十八夜新茶が登場です

森の茶製造元、ヤマチョウです。

いよいよ本日、ヤマチョウの八十八夜新茶が始まりました。

新茶限定の八十八夜新茶は、この時期ならではの旬の香りと味わいを大切に仕上げたヤマチョウの自信作です。

八十八夜新茶を飲まなければ新茶を迎えた気にならないほどの美味しさに仕上がっています。

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ヤマチョウでは毎年、この八十八夜新茶を従業員にプレゼントしてくれます。今年もいただきましたよ。

毎年飲んでいますが、やっぱり今年も美味しかったです。これぞ新茶という味わいです。

お湯で淹れるのはもちろん美味しいんですが、フィルターインボトルを使って水出しにしても爽やかですっきりした感じを味わうことができます。

少し暑い日は水出しもおすすめですよ。

そんな八十八夜新茶ですが、なぜ5月1日の販売なのか。そして八十八夜とは何なのか。ご存じですか。

八十八夜とは、立春を1日目と数えて88日目にあたる日のことです。昔から「八十八夜の頃に摘み採られた新茶を飲むと病気にならない」や「長生きをする」と言われています。

実は、これは単なる言い伝えではないんです。

近年の研究によると、八十八夜の頃、いわゆる新茶時期に摘み採られたお茶は、お茶のもつ良質な成分などが他の時期の3倍近くもあることが分かっています。

昔の人は、この八十八夜に頃に摘み採られたお茶が、健康にも、そして味わいも良いことを経験的に知っていました。

そのため、新茶を飲んで美味しく健康を維持したい。そんな願いを込めて八十八夜のお茶を縁起物として重宝していたと思われます。

そんな八十八夜新茶ですが、ヤマチョウでは旬の味は旬のうちにという思いから限定販売とさせていただいています。

今年の八十八夜新茶の販売期間は5月1日から5月31日までです。

もちろん、5月31日を過ぎてもお茶があれば販売はできるのですが、ほとんど売り切れてしまうので興味がある方はお早めにお願いします。

今年も美味しく仕上がったヤマチョウの八十八夜新茶です。どうぞ旬の味をお楽しみくださいませ。


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2021年04月30日

新茶が出来上がりましたよ!くき茶・芽茶・粉茶の秘密。

森の茶製造元、ヤマチョウです。

毎日のようにいっていますが「今年の新茶はとにかく早い!」です。

例年だと5月に入ってから摘み採られた新芽でつくられるお茶も、今年はもう続々と新茶で出来上がっています。

今日新茶で出来上がったのは「くき茶」「粉茶」です。

このどちらも4月中に新茶で出来上がることはほとんどありません。

それは「くき茶」「粉茶」の製造方法に理由があります。

一般的に私たちが「お茶」と呼んでいるものは厳密にいうと「煎茶(せんちゃ)」というものです。
お茶の葉は大きく「葉」「くき」「芽」に分けられます。

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お茶をつくる過程でこれらを機械で選別をします。そして「葉」の部分は「煎茶」に、「くき」の部分は「くき茶」に、そして、「芽」の部分は「芽茶」になるのです。

これらを選別する工程でお茶の粉がでます。この粉を集めたものが「粉茶」になります。

簡単に言ってしまうと、煎茶をつくるときの副産物なのです。

ヤマチョウでも「定番の深蒸し茶」をつくる過程ででたものを「くき茶」「芽茶」「粉茶」として販売をしています。

実は「くき茶」「芽茶」「粉茶」は結構お値打ちなお茶だったりもします。

それもそのはず。「ヤマチョウの最高級品・手摘み茶」「森の粋」などといった超高級に分類されるお茶をつくる過程ででた「くき」「芽」「粉」を使っています。

そのため、もともとの茶葉は超上質。味わい自体は最高なんです。

そのままキレイに煎茶に仕上げれば100gあたり1,000円以上はしますが、「くき茶」「芽茶」「粉茶」になればアラ不思議。
一気にお値打ち価格になるんです。

そんな「くき茶」「芽茶」「粉茶」ですが、その味はもちろん「煎茶」とは違います。

では、どんな味なのか。ひょっとしたら好みの味かもしれませんよ。



さわやかな香りとスッキリした飲み口、そして甘みが特徴です。くき茶は熱湯で淹れると、スッキリ感や甘みが強くなります。

「くき」は植物の栄養が通る場所なので、アミノ酸の一種であるテアニンが多く含まれ甘みを強く感じられます。

煎茶をつくる過程で必ずでる「くき」ですが、需要と供給のバランスが良くありません。そのため価格は安く二級品のイメージが強いですが、その味は一級品です。

高級な茶葉からできた「くき茶」は、特別に「雁ヶ音(かりがね)」や「白折」と呼ばれることもあります。


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お寿司屋さんの「アガリ」としてお馴染みのお茶です。

鮮やかで味の濃いお茶を淹れることができます。味が強いので、お寿司の後に飲むと口の中をさっぱりさせてくれます。

粉状のため茶葉の成分がとけだしやすく、1煎目でほとんどが出きってしまいます。1煎目だけで次は新しい茶葉という贅沢な飲み方をしてくださいね。

こちらも二級品のイメージが強いですが、茶葉の質は高級煎茶と同等なのでお値打ちな一級品です。

最近は、お湯ですぐ溶けるパウダーのお茶をよく見かけますがそれとは別物です。ヤマチョウでは区別するために、こちらは「粉末茶」と呼んでいます。


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茶葉の芽の先の細い部分を選別したお茶です。使う茶葉は高級茶のものがほとんどなので、お茶の旨みを存分に蓄えています。

葉の部分はお茶のエキスが凝縮されているので、風味が強く味も濃厚なのが特徴です。カフェインが多く含まれているのでスッキリ覚醒にはおすすめです。

もともと濃厚なので熱湯で淹れると渋くなりすぎてしまいます。よほど渋いお茶がお好みの方以外は、少し湯冷ましをしたお湯で淹れてください。

こちらも副産物であるがゆえ二級品の扱いをされてしまいますが、味は一級品です。

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いかがでしたでしょうか。

同じ茶葉からいろんなお茶が作られていたんです。

王道の煎茶。お茶=煎茶となるほど長年愛される味わいですが、その他にも特徴あるお茶があることを知っていただけたら嬉しいです。

さあ、明日はいよいよ「ヤマチョウの八十八夜新茶」が満を持しての登場です。旨みの乗った、ヤマチョウの旬の味を今しばらくお待ちくださいませ!


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2021年04月27日

たっぷり入ってお得な「お達者のお茶」が新茶で出来上がりました

森の茶製造元、ヤマチョウです。

今年の新茶はめちゃめちゃ早いので、ヤマチョウの新茶もどんどん出来上がっています。

あまりにも一気にたくさん新茶ができあがってきたので、今日までで新茶が出来上がったお茶をまとめます。4月27日までで新茶が出来上がっているお茶はこちらです。


また4月なのに14種類ものお茶が新茶になりました。こんな年は滅多にありません。

そんな中で今日ご紹介するのは名前を聞くだけで元気になれちゃうお茶。


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ただただ達者でいて欲しいという思いだけでつくったわけではありません。この名前になったのには理由があります。

「健康寿命」という言葉をご存知ですか。

2000年にWHOが提唱した、「平均寿命から、日常的・継続的に医療や介護に依存して生きる期間」を除いた指標です。この働きかけから、国内の各都道府県でも件独自の健康基準を設けるなど健康への意識が高まってきました。

森町がある静岡県にも県独自の健康指標があります。

それが「お達者度(おたっしゃど)」です。

お達者とは「からだが丈夫で健康なさま」という意味です。これを県内の市町村でランキング付したのが、静岡県の健康指標「お達者度」です。

実はこのお達者度で、ヤマチョウがある森町が男女ともに第一位に輝いた記念につくったのが「お達者のお茶」です。

男性のみ女性のみなら何度かあるのですが、男女ともに一位はなかなか難しく、森町もWで一位は2015年だけ。。。

美味しいお茶をたっぷり飲んで元気で過ごしてほしい。そんな思いから内容量もたっぷり140gで1,080円とお得になっています。

お茶は昔は薬として重用されていました。それほどの健康パワーが含まれているんです。

お茶にたくさん含まれる成分といえば「カテキン」です。「カテキン」には抗ウイルス作用があり、毎日の飲用やうがいでの効果が期待されています。
2012年に浜松医大の野田教授らのグループが、緑茶うがいについての研究を行いました。緑茶うがいを続けたこどもはそうでないこどもに比べて7割近くも風邪になる割合が少なくなることが分かりました。

野田助教授はお茶に含まれる茶カテキン成分の殺菌作用がさらに効果を大きくしているのではと分析しています。


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茶カテキンの効果は抗菌だけではありません。

花粉の季節には、濃いめの茶カテキンがおすすめとの研究結果もあります。特に「べにふうき」品種のお茶がおすすめです。

他にも、血中コレステロール値、内蔵脂肪、腸内環境改善。さらにはビタミンCもたっぷり。

また最近では、緑茶成分の認知症予防に関する研究もすすめられているそうです。

ちなみに、ヤマチョウの4代目当主がいうには「自分のまわりのお茶屋では年をとってもボケている人はいない」との事です。
※あくまで個人の感想です!

お茶屋の仕事は「お茶を飲むこと」みたいなところもあります。ですので、年がら年中とんでもない量のお茶を飲んでいることは確かです。このあたりはきっと、キチンとした研究機関がキチンとした結果を示してくれるはずなので、さらっと流しておいてくださいね。

これだけの研究結果がでているということは、やはりお茶に含まれる成分には健康パワーがたっぷりということです。

健康パワーがたっぷりで、なおかつ「旬」のもの。新茶を選ばない理由はありません。

旬の新茶のご用命はヤマチョウのお茶の通販でお願いします。


■森町のお達者度一位を記念してつくった「お達者のお茶」も新茶でできあがりました↓↓↓

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2021年04月24日

ヤマチョウの品種のお茶も新茶で出来上がりました。

森の茶製造元、ヤマチョウです。

新茶が出来立てホヤホヤのヤマチョウのお茶「御林のあさつゆ」と、「自園最高級品つゆひかり」は、どちらも品種茶です。

お茶の品種でいちばん有名なのは「やぶきた」品種で、お茶全体の75%近くを占めています。

「あさつゆ」や「つゆひかり」は僅か数パーセント。お茶の品種の勢力図は「やぶきた」一強となっています。

しかし最近、やぶきた以外の品種茶に注目が集まっているのをご存じですか。

あえて品種茶だけを集めた通販サイトや店舗を設けて、ブレンドだけではなく単一品種を楽しむ、一歩進んだお茶のたしなみ方です。

品種茶の魅力は稀少性だけではありません。その品種がもつ味わい、香り、そして芸術品のように美しい外観を楽しむことができます。また同じ品種であっても、製法、産地、生産者によってその味わいは変化し、新しいお茶の魅力を感じさせてくれます。

また品種茶はとても良いお茶なのに、市場への出回りが少ないという事実があります。せっかくいいお茶をつくっても、皆さんに飲んでいただけない。

そんな思いを抱えたお茶の生産農家さんの窓口であり、単純にお茶屋として美味しい品種茶をもっと広めたい。

そんな思いで数年前からヤマチョウが販売しているのが、品種茶である「御林のあさつゆ」「自園最高級品つゆひかり」です。

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ヤマチョウでは今年の3月から品種茶に特化したブランドサイト「静岡 茶匠の逸品」でのオンライン通販を行っています。しかしそれ以前から実はこっそり、品種茶にも力をいれていたんですよ。

では、今回新茶ができあがった2つの品種茶。それぞれどんな特徴があるかご紹介していきます。


・御林のあさつゆ(おはやしのあさつゆ)

天然玉露とも評されるほどの濃厚な旨みと、抹茶のような濃いグリーン。そして独特な香りが特徴です。その香りは、お茶のプロなら瞬時にあさつゆと分かるほどです。

品種として登録されたのはやぶきたと同じ1953年。静岡県金谷にある茶業試験場で宇治在来種の実生から選抜されて育成されました。しかし、ほとんどが鹿児島を中心として九州一帯と静岡での栽培にとどまっています。

栽培をされたのは静岡県掛川市の「御林地区(おはやしちく)」というところです。

東海道の三大難所のひとつとされる「小夜の中山」の西麓、東海道五十三次・25番目の宿場「日坂宿」の近くになります。

このあたりの山麓は平坦な場所が少なく、大きな重機を入れることができないので茶工場はあまりありません。そのため生産数量が少なく、出来上がった茶も予約販売のみになることも多い稀少なお茶です。一般への出回りはほとんどありません。

ヤマチョウは十年以上前からこの「御林のあさつゆ」の販売をしています。当時の仕入れ担当者と生産農家さんのご縁のたまものです。

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・自園最高級品「つゆひかり」

淹れたときのエメラルドグリーンの鮮やかな色がとても美しい品種です。飲めばやさしい渋味の中に旨みと甘みが引き立ちます。

静岡県茶業試験場が「静7132」を母親に「あさつゆ」を父親にし交配した品種です。この「つゆひかり」はさっきの「あさつゆ」のこどもだったんです。

「つゆひかり」という名前は、天然玉露とも言われる父親のあさつゆから「つゆ」をもらい、静岡県の茶業に光明をあたえる品種となることを期待して名付けられました。

栽培面積は全体の0.3%ほど。まだまだ希少な品種です。

つゆひかりの魅力のひとつは、水出しにした時の美味しさです。旨みと甘みが更に増し、とても優しく爽やかな味わいに仕上がります。是非とも水出し茶として飲んでいただきたい逸品です。

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それぞれに強い特徴を持つ「御林のあさつゆ」と「自園最高級品ひゆひかり」です。味の違いを楽しみながら、今年の新茶を楽しんでくださいね。

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■「あさつゆ」「つゆひかり」以外にも品種茶はある。静岡県内の一流品種茶は「静岡 茶匠の逸品」からどうぞ↓↓↓
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2021年04月23日

「静岡 茶匠の逸品」を中日新聞で取り上げていただきました

森の茶製造元、ヤマチョウです。

本日の中日新聞で「静岡 茶匠の逸品」をこんなに大きく取り上げていただきました。

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「静岡 茶匠の逸品」は、静岡県内の茶農家の稀少な品種茶を集めたもので、ヤマチョウの直営店とオンラインショップの通販で販売をしています。

普段は手が届かない高級なお茶、しかも、稀少でなかなか手に入れることができないお茶を集めたブランド展開をしています。
こんなに新聞に大きく取り上げられる事はあまりないので、新聞屋さんにお願いして本部からたくさん取り寄せてもらっちゃいました。

読む用、見せる用、保管用です。

画像を貼ってありますが、ちょっと読みづらいと思うので中日新聞の記事全文を転載します。こんな思いで始めたブランドだったんです。


【中日新聞 4月23日より】

希少茶51種 集めて販売

森町の茶問屋「鈴木長十商店」は「静岡 茶匠の逸品」を銘打ち、県内の30の茶農家らが手掛ける稀少茶51種類の販売を始めた。普段手が届かない高級茶を店頭やインターネットで少量ずつ買えるのが特徴で、一般の消費者にも良さを知ってもらう狙い。茶農家をまとめたブランド展開は珍しく、専用のホームページも開設した。

同社によると、稀少茶は市場に出ても高値で消費者もあまり知らない。鈴木洋太郎専務(34)が一昨年から静岡茶市場(静岡市葵区)に足を運び農家と関係を築く中で、「優れた茶を作っているのに表に出ることが少ない農家に光をあてたい」と始めた。

30の生産者は個人・団体で、浜松市天竜区や川根本町、静岡市清水区など県内の主な14産地がそろう。種類も深蒸し、玉露、紅茶、抹茶など9つと多彩。品種はマスカットのような香りの「香寿(こうじゅ)」、仏教の守護神から名付けられた「摩利支(まりし)」などさまざまだ。

袋井氏の農家が育てた「白葉茶」は、新芽が出始めるころから摘み取る直前まで日光を完全に遮断。うま味成分を通常の煎茶の3倍に引き上げた。静岡市の茶農家がつくる「炭火浅蒸し茶(ホームページでは海野 品種・奥緑)」は、茶葉を炭火の熱で乾燥させ、玉露のように甘くミルキーな味わい。

1袋4〜20グラム(2〜5杯分ほど)で、飲み比べしやすいように540円に統一した。

ホームページには茶葉の写真などとともに、生産者の経歴やエピソードも掲載。例えば、静岡市葵区の森内吉男さんは「甲子園準優勝経験もある元高校球児」、杉地域茶生産組合(浜松市天竜区春野町)は2013年の地滑りで茶園が奇跡的に残り「『奇跡の茶園』と話題になった」と紹介されている。

鈴木専務は「『こんなに良い茶を作っているよ』と農家から手を挙げてくれるとうれしい」と話す。


以上が中日新聞に掲載された内容になります。こんなにいろいろ書いてくれて、本当にありがとうございました。

「静岡 茶匠の逸品」の通販はブランド専用のホームページからお買い求めいただけます。生産者さんのエピソードもオンラインショップに掲載されているので、ご覧になってみてくださいね。

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■「静岡 茶匠の逸品」公式インスタグラムはこちら↓↓↓
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2021年04月22日

例年より10日も早い!飲みごたえバツグン、森の雅が新茶で出来上がりました。

森の茶製造元、ヤマチョウです。

気候の影響でとっても早く始まった今年の森の新茶。

まだ四月中にも関わらず、もうヤマチョウ高級煎茶「森の雅(もりのみやび)」が新茶で出来上がりました!

森の雅が新茶で出来上がるのは、例年だと5月初旬。なんと今年は10日近くも早い新茶の出来上がりとなりました。こんなに早い年は前代未聞。ヤマチョウを継いで40年近くになる四代目当主によると、記憶にある限りここまで早い新茶は初めてなんだそうです。

あまりに早すぎて皆さんの中ではまだ新茶モードではないかもしれませんが、今年の「旬」はめちゃくちゃ早いです。
旬のものは旬のうちに。

ヤマチョウを始めとするお茶屋は、だたいま新茶気分でお祭りモード真っ最中です。旬を楽しむお祭りに、ぜひ一緒に乗っかってみてくださいね。

例年など5月に入ってからなのに、今年はめちゃくちゃ早く新茶が出来上がった森の雅はこちらです。














ヤマチョウの高級煎茶なのにこのお値段、ということで、商品ラインナップもかなり多くなってきました。買いやすくて高級で美味しい。三拍子揃ったヤマチョウの森の雅です。

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この森の雅の魅力は、何といっても飲みごたえです。

お茶は、熱することでその香りや味わいが変化します。これを「火入れ」といいます。

簡単にいえば、コーヒーの焙煎のようなものと考えていただければ分かりやすいです。

お茶は摘み採られたあと、酸化を止めるために高温で蒸されます。そのあとに形を整え、水分を下げて保存に耐えられるようにします。
この状態を「荒茶(あらちゃ)」といいます。

荒茶は普通のお茶のように飲むこともできます。お茶をつくっている親戚や近所の人からパッケージになっていないお茶を貰うことがありますが(※お茶の産地、静岡県あるあるです)このお茶は荒茶のことが多かったりします。

この荒茶に直火、熱風、遠赤外線、マイクロ波などで火入れをし、さらに美味しさを引き出すのがヤマチョウの茶師の腕の見せ所です。
火入れをすると、お茶に香ばしい香りがつき、また、甘みやお茶の色に深みがもたらされます。また、しっかりと茶葉が乾燥するため品質も安定します。

熟練の茶師の感覚でお茶に最後の表情をつけるこの工程は、そのお茶屋ごとの味やこだわりを決めるとても大切な工程なんです。
この火入れ工程によって、クッとした飲みごたえを付けたのがヤマチョウの森の雅なんです。

優良な茶葉の持つみずみずしく爽やかな風味を損なうことなく、深蒸し茶の特長でもある、渋み、旨み、甘みをしっかり凝縮。
一口飲めば「染みる」味わいは、「これぞお茶」というお茶の味を求めている方にぴったりです。

もちろんこの森の雅も50gのチャック付き袋を作ってしまいました!だってカッコいいから!ここまで読んでくれた方は上の写真で気づいていたとは思いますが、向かって右手に持っている、濃いブルーの品のあるパッケージです。

そして、この森の雅が新茶で出来上がったことにより、この商品もやっと登場です。


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手摘み茶からはじまり、森の粋森の華森の雅

ヤマチョウが自信をもっておすすめする高級煎茶4種類を一気に味わえる飲み比べギフトです。それぞれの袋はチャック付きなので、飲んだあとはチャックをピーッとするだけで簡単に密封することができます。

これだけの高級煎茶を一気に飲むのは勿体ないので、少しずつ飲んでお茶の味を確かめてみてくださいね。

また、お茶の含まれる成分は、いろいろな健康効果をもたらすものがたくさんです。たとえば、お茶の香りのリラックス効果、旨み成分であるテアニンの抗ストレス作用。カテキンによる抗酸化作用、抗菌、抗ウィルス作用。

ちょっと書き出しただけでもこんなにいっぱい。

新型コロナウィルスの影響で、今年は遠方に住む大切な方に気軽に会いに行けなくなってしまいました。

美味しい新茶を贈って、いつまでも元気でいてほしい、そんな気持ちを伝えるのもおすすめです。また、新社会人となり家を離れ、慣れない生活にストレスを感じている方にも新茶はおすすめですよ。

なぜ新茶?というのはこちらのブログをご覧になってくださいね。

■ヤマチョウブログ・4月16日
「ヤマチョウの新茶が出来上がりました。でも新茶の魅力は「旬」なだけじゃないってご存じでしたか。」

まだまだ書きたいことはありますが、なんだか長くなってしまったので今回はここまでで。

最後にこのブログをご覧の方だけに先出し情報です。

いい感じの「つゆひかり」の新芽が摘み採られてきたので、いま工場で美味しく火を入れて仕上げています。明日、4月23日には販売ができそうですよ。

いま一番人気の品種茶「つゆひかり」です。

お湯で淹れても、水で淹れても美味しいこの味は見事の一言。新茶通販のご予約はヤマチョウオンラインショップからどうぞ!

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■深蒸し茶の新茶はこちら。お茶の通販はヤマチョウオンラインショップで↓↓↓
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■今日、新茶が出来上がった森の雅はこちら↓↓↓
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2021年04月20日

お茶好きのあなたにおすすめする一流生産者の逸品

森の茶製造元、ヤマチョウです。

突然ですが連想ゲームです。

「お茶」と言う言葉から連想するものをたくさん思い浮かべてください。

その中に「やぶきた」という言葉はありませんでしたか。特に静岡県にお住まいの方は、あのCMでとても馴染みのある言葉だと思います。

「やぶきた」というのはお茶の種類の名前です。「品種」と呼ばれるお茶の種類は登録をされているだけでも100以上もあります。

その中でもっとも有名なのが「やぶきた」品種です。

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その歴史は古く、1953年に登録され、現在ではで日本で栽培されている茶の約75%を占めています。ちなみに、漢字で書くと「薮北」となります。

1908年、静岡県の茶農家・杉山彦三郎が自己が所有する竹薮を切り開いた茶園から優良な品種2本を選抜。薮の北側から選んだ1本を「やぶきた」、南側から選んだ1本を「やぶみなみ」と名付け、2本の茶樹の実験と観察を続けていました。

その結果、「やぶきた」の方が霜に強く、また、従来の品種よりも早い4月下旬から5月上旬に安定して一番茶の収穫ができることが分かり、約50年後、静岡県の奨励品種に指定されたことをきっかけに急速に普及し現在に至っています。

ヤマチョウのお茶も、そのほとんどは「やぶきた」をつかっています。しかし中には「あさつゆ」「つゆひかり」といった名前のついたお茶もあります。

この「あさつゆ」や「つゆひかり」というのもお茶の品種の名前なんですよ。

なんで急に品種の話なんてと言いますと、実はヤマチョウは新しい試みを始めたんです。

それは、日常の飲み茶とは一味違う、趣味の時間を楽しむお茶の世界。

「品種」「産地」「製法」などの違いによって生まれる深い味わい。まるで芸術品のような美しい茶葉の姿や、豊かな香り。この美しさを五感でご堪能いただける至極の逸品をヤマチョウは取りそろえました。

ヤマチョウの茶師が静岡県内を巡り、自らの感性で確かめた産地や製法などが異なる品種茶。この魅力をぜひ味わっていただきたく新たにブランドサイトを立ち上げたのです。


県内でも有名な一流生産者のお茶。中には一般への流通が少なく、手に入れることすら難しいお茶もあります。これらを一度に楽しむことができる、まるでお茶のパラダイスのようなショップサイトです。


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また、ヤマチョウのお茶と言えば「深蒸し茶」です。コクと飲みごたえがしっかりしている。これがヤマチョウの美味しい深蒸し茶です。

ヤマチョウの通販で買えるお茶はそのほとんどが深蒸し茶です。そのため、当たり前と言えば当たり前なんですが、美味しい浅蒸し茶が好きな方がヤマチョウの通販サイトに魅力を感じることはありませんでした。

しかし、この度新しくオープンした「静岡 茶匠の逸品」は違います。









全部でなんと51種類。

どのお茶も、色、形状、水色、味、香り。すべてに推しポイントがあり魅力たっぷりです。毎日1品種ずつ飲んでも51日かかるので、二ヶ月近く楽しめますよ。

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中には品評会で入賞したお茶や、本当にほとんど流通のないお茶もあります。一流で尚且つ稀少。そのためヤマチョウの「静岡 茶匠の逸品」でも常に扱うことは難しく、無くなりしだい販売終了となってしまうお茶もあります。

お茶との出会いは一期一会。静岡県内の品種茶との出会いをお楽しみください。感性にビビっとくる一品を見つけてみてください。

オープンしたての「静岡 茶匠の逸品」です。まだまだヒヨッコですが、皆様にお茶の魅力、そして品種の魅力をお伝えできるよう良質な商品をご用意しております。

どうぞ「静岡 茶匠の逸品」を末永くよろしくお願い致します。

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2021年04月19日

お茶に産地があるように、急須にも、産地がある

森の茶製造元、ヤマチョウです。

新茶が続々と出そろってきましたが、お茶を淹れるときに使う急須。みなさんお持ちですか。

お茶がいろいろな産地で作られるように、急須もいろいろな産地で作られています。

急須の産地はいろいろありますが、ヤマチョウオンラインショップで販売をしているのは、「常滑焼」「萬古焼」「波佐見焼」「美濃焼」の4種類です。どんな場所でどんな風につくられたのか、今日はそんなお話です。


・常滑焼(とこなめやき)

「常滑焼」とは愛知県の知多半島にある常滑市を中心に焼かれる焼き物です。

その歴史はとても古く、平安時代末期(12世紀)には、常滑を中心にして知多半島の丘陵地のほぼ全部の地域に穴窯が築かれるほどでした。当時、焼き物をつくっていたところが「日本六古窯 (瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前・越前) 」と呼ばれていて、常滑はその中でも最大規模の生産地でした。

常滑焼の特長のひとつでもある「朱色」は、原料に含まれる鉄分や、陶土に混ぜこまれている酸化鉄(ベニガラ)が赤く発色するためです。これらの土は改良され、急須に適した朱泥土となったのです。

この土は耐水性に長けており、水を吸わないため急須に最適です。

また、常滑焼の急須で淹れたお茶は、とてもまろやかで美味しいといわれています。

その理由は、朱色のもとである酸化鉄とお茶のタンニンが反応を起こし、お茶の渋みや苦みがちょうどよくなりまろやかな味わいになるといわれているからです。

常滑焼急須は、本体と蓋を一体で焼成し、その後「蓋合せ」という工程を行います。蓋合せとは、蓋と胴がぴったりと合わさるように擦り合わせるものです。これにより急須表面に施される釉薬も削られ、蓋の側面および蓋置き部分の色の表情が違うのはそのためです。

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・萬古焼(ばんこやき)

「萬古」の急須で淹れたお茶は美味しいと言われています。

鉄分を多く含んだ土を使い、還元という方法で長時間焼きしめられることにより、お茶の渋みを吸収して味をまろやかにする効果があるのです。

「萬古焼」は江戸時代中期に、現在の三重県朝日町小向に窯が開かれたことに始まります。窯を開いた際、自身の作品がいつまでの残るようにと「萬古」や「萬古不易」といった「何時の世までも栄える優れたやきもの」という意味の印を押しました。これが萬古焼の名前の由来と言われています。

以来約300年。食器や花瓶をはじめ、工業製品の型まで多種多様な焼き物を展開し、日本有数の陶器の産地として発展しています。
「萬古焼」は葉長石(ペタライト)を使い耐熱性に優れています。分類としては、陶器と磁器の間の性質をもち、半磁器とされています。

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・波佐見焼(はさみやき)

「波佐見焼」とは、長崎県東彼杵郡波佐見町でつくられる陶磁器のことです。

その歴史は古く、江戸時代に焼き物をたくさん作るために登り窯を作ったことから始まりました。 江戸時代の後期には、染付の生産量が日本一になるほどに発展しています。 400年以上の歴史がある波佐見焼ですがその名前はほとんど知れ渡っていません。それはこの「波佐見焼」が今までは近隣の「有田焼」の一部として扱われていたためなのです。

しかし近年、産地の明確化を推進するうごきがあり、長崎県東彼杵郡波佐見町でつくられるこの陶磁器に「有田焼」という名前を使うことができなくなりました。

そこで、窯元や工房、自治体が一丸となって「波佐見焼」という新たなブランドを世に広めようと動き出しました。そして、伝統を感じさせながらもモダンでおしゃれな「波佐見焼」ができあがっていったのです。

波佐見焼の特長は、白磁の美しさと、藍色でで絵付けされた繊細な染付の技術です。また、1人の職人が最初から最後まで完成させるのではなく、分業制で器づくりが行われているのも特長のひとつです。

器の形をつくる際には、手びねりではなく型が使われており、器の原型となる「石膏型」を作る職人、その型を用いて「生地」を作る職人、そして生地の焼成をする「窯元」がいます。 それぞれのプロフェッショナルが協力をし作品をつくりあげています。

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・美濃焼(みのやき)

「美濃焼」とは、岐阜県(旧・美濃国)の東濃地方においてつくられるされる陶磁器のことです。

美濃焼はあくまでも総称なので、九谷焼・有田焼・信楽焼・備前焼などのブランドイメージが確立された焼き物とはニュアンスが異なります。
確固としたブランドイメージが浮かんでこないのが美濃焼の特長でもあります。「特徴がないのが特長」。これが美濃焼の特長です。

美濃焼の中には、織部焼や志野焼・黄瀬戸・黒瀬戸など代表的な焼き物があり、また岐阜県は磁器の産地としても国内生産量の約半分を占めています。つまり、それほどにも多彩な焼き物がつくられているという事でもあります。「日本の陶都」というキャッチフレーズがピッタリの一大産地です。

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いかがでしたでしょうか。ひとくちに急須と言ってもいろんな背景を持った違う急須だったんです。みなさんが今使っている急須は、どんな種類の急須ですか。

お手元にある急須をじっくり眺めてみてください。そして、ちょっとヒビが入っていたり、なんだかもうずっと使っているからそろそろ変えたいな、なんて思ったら、ヤマチョウオンラインショップでポチっとしてみてくださいね。

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2021年04月18日

ヤマチョウの最高級品・手摘み茶が新茶で出来上がりました〜この時代にあえて手で摘むその理由〜

森の茶製造元、ヤマチョウです。

今日は、手で摘んだ優しい味「ヤマチョウの手摘み茶」が新茶で出来上がりました。

この手摘み茶だけ向かって左手の新茶の特別袋入りでお届けします。もちろんお値段は変わりませんよ。

そして、やっぱり手摘み茶も50gチャック付き袋をつくってしまいました!高貴な紫色は、ヤマチョウの最高級品にぴったりです。100g入り新茶の限定袋もいいし、50g入りもカッコいいからオススメしたい!

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さて、本日新茶ができあがったのはこちらです。


「手摘み茶」とはその名の通り手で摘み採りをした茶葉でつくったお茶のことです。

手で摘む場合、一芯二葉と呼ばれる芽の一番上の柔らかい部分だけを選んで摘み採ることができます。そのため古い葉や木茎が混ざることはほとんどなく、また、茶葉の長さも選んで摘むことができるので、均一な大きさの茶葉で揃え見た目も大変美しくなるんです。

お茶の摘み採りはそのほとんどが機械で行われています。昔は新茶は手摘みをしていましたが、今はお茶の刈り取り機械の技術向上が目覚ましく、手摘みと遜色ない出来栄えのため機械で刈られることが一般的です。

みなさん、一面に広がる広大な茶園を思い出してください。

いま思い出した茶園は、かまぼこのような半円の形をしていませんでしたか。

実はこのかまぼこ型は機械化が進んだゆえの形状なのです。

その昔、茶園はまんじゅうのような丸いかたまりでした。手摘むときは、この形の方がまわりとグルグル回って摘み採りがしやすかったんです。

しかし、手摘みはどうしても人手が必要で、大量の茶葉を摘採の時期に摘み採ることはなかなか大変です。芽は植物なので、毎日成長していきます。摘み採りにベストな時期を逃してしまうと、瑞々しく美しい芽はどんどん大きくなっていってしまうのです。

人手不足と機械技術の向上により茶摘みの機械化が進み、その際、広い栽培面積と機械での刈り取りに適するよう整えられたのが、今のようなかまぼこ型の茶園なんです。

そんな中、あえて手で摘んでいる。

機械が劇的に進化しても、あえて、手で摘み採ることにこだわっている。そこにはもちろん理由と思いがあります。

一芯二葉だけを手でやさしく摘み採ったヤマチョウの「手摘み茶」です。

生まれたての新芽からあふれ出るやわらかな甘みと清々しい香気をお楽しみください。

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2021年04月17日

ヤマチョウの森の華が新茶で出来上がりました

森の茶製造元、ヤマチョウです。

今日は「ヤマチョウの森の華(もりのはな)」が新茶で出来上がりました。

華のように芳醇な香りが特長の森の華は、ヤマチョウのお茶の中では高級茶になります。

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本日、新茶での販売がはじまった商品はこちらです


森の華も新しく気合を入れて50gのチャック付き袋を作っちゃいました。華のイメージにぴったりの韓紅のような色合いにしています。華やかで素敵なのでプレゼントにもおすすめですよ。

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この写真はヤマチョウの工場の前で撮りました。ヤマチョウのお茶はすべてこの製茶工場でつくられています。

そんなヤマチョウがあるのは、静岡県周智郡森町です。通称として「遠州森町」と言うことが多いです。このあたり一帯を遠州地方と言うため、遠州地方の森町と言うことです。

ここ遠州森町は高級茶の産地として知られています。お茶の産地なだけあって日常的にお茶を飲む習慣があり、静岡県独自の健康指標「お達者度」で男女ともに一位に輝いたこともあります。

ちなみに、男女ともに一位に輝いたことを記念してヤマチョウがつくった「お達者のお茶」も好評です。

また、清水の次郎長の子分である「森の石松」が育った地としても有名で、昭和のころには、浪曲「森の石松」の枕詞として「遠州森の茶」が広く全国に知れ渡ることとなりました。

ヤマチョウは森の茶の創始者として、四代にわたり茶業に励んでいます。今は森町だけで営業していますが、戦前には東京にも支社があったんです。

その頃の東京のお茶屋さんでは、ヤマチョウの屋号の入った茶箱を店頭に置いておくことが一流の証であったと伝え聞いています。

戦争がはじまって東京支社は閉鎖となりましたが、ヤマチョウの屋号入りの茶箱は今でもヤマチョウの直営店「森の茶本舗」で販売をしています。

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そんなヤマチョウのお茶は、「森の茶」という産地ブランドのお茶になります。

森の茶は、四季を通じて恵まれた気候、水はけの良い土、そして、川霧たちこめる山間というお茶の栽培には最適な環境で育てられています。

その味わいは、ひとことで言えば「粋(いき)」です。

甘みの中に適度な渋みがあり、コク、香りが十分にあり緑茶としての旨みを贅沢に感じることができます。山の自然の恵みをいっぱいに受けた森の茶です。

また、もうひとつ森の茶が「粋」なことがあります。

それは、昭和初期の大不況のおりに、森の茶のコマーシャルソングをつくったんです。

今でこそコマーシャルソングをつくることは珍しくもないですが、その当時は、コマーシャルソングをしかもこんな地方でなんて、随分と「粋」な試みだったんですよ。

しかもコマーシャルソングを依頼したのは大スター・初代広澤虎造。先にも述べました広澤虎造が浪曲・森の石松を謡った縁で、森町茶商組合の初代組合長が作詞し依頼をしました。

「遠州森町よい茶の出処、娘やりたやお茶摘みに…」の名調子は広く話題になり、森の茶の名も広く広く知れ渡っていきました。

ここまで書いておいて今更なんですが、この内容だったら昨日の「ヤマチョウの森の粋(もりのすい)」※こっちは「すい」と読みます。が新茶になったブログの時にこの内容を書けばよかったなと少し反省しています。

それはさておき。三方を小高い山に囲まれた自然豊かな遠州森町。ここ遠州森町にある製茶工場「ヤマチョウ鈴木長十商店」から、出来立ての新茶をお届けしています。

まだまだ森の茶の新茶は始まったばかりです。ヤマチョウの新茶も続々と出来上がってくるので楽しみにしていてくださいね。

どうぞ旬の味をお楽しみくださいませ。ご予約、ご注文、お待ちしてまーす!

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2021年04月16日

ヤマチョウの新茶が出来上がりました。でも新茶の魅力は「旬」なだけじゃないってご存じでしたか。

森の茶製造元、ヤマチョウです。

本日、森の茶の新茶がスタートしました。

ちなみに、2019年は4月22日。2020年のスタートは4月21日。そして今年、2021年は4月16日です。めちゃくちゃ早い新茶のスタートとなりました。

もちろん、ヤマチョウの新茶も本日から発送がはじまりましたよ。

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「新茶」とは、その年の一番最初に摘み採られたお茶の事をいいます。

「新茶」のほかに「一番茶(いちばんちゃ)」という言葉も耳にしたことがあるかもしれませんが、「新茶」と「一番茶」は同じ意味です。

新茶を摘み採ったあと、しばらくするとまた新しい芽が芽吹いてきます。これを「二番茶」といいます。「一番茶」という言葉は、この「二番茶」、その後にまた摘み採る「三番茶」などと比較する際に使われるています。

新茶の摘み採りは、温暖な気候な鹿児島からはじまりだんだん北上していきます。桜の開花と同じような感じです。

一年に一度だけの旬の味。

それが新茶なんです。

ただ、新茶だけが特別扱いされるのはただ「初物」というだけではないのです。

新茶の特長は、みずみずしく若い香りと味わいです。これはお茶に含まれる成分が関係しています。例えば渋みはカフェインやカテキン、甘みはテアニン。これらの成分量がお茶の味に大きく関わっています。

新茶の成分を計測すると、二番茶、三番茶などと比べ、渋み成分であるカフェインやカテキンは少なく、逆に甘み成分であるテアニンが多く含まれていることが分かります。

そのため新茶は、渋みが少なく甘みが強い、すがすがしい味に仕上がるんです。

新茶は若く柔らかい芽から摘み採りがはじまります。芽吹きたての新芽はとても味も良いため、いわゆる高級茶として扱われます。

ヤマチョウの新茶も、高級な部類のお茶からだんだんと新茶に切り替わっていくんです。

そして、本日、森の茶の初取引の日に早々に新茶が出来上がったのが「ヤマチョウの森の粋(もりのすい)」です。

ヤマチョウの森の粋は、新茶ならではの爽快で新鮮な香りが魅力の高級煎茶です。とろりとしたまろやかな味わいは他の追随を許さないほどの出来栄えです。

本日新茶で出来上がったヤマチョウのお茶は以下になります。


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一番最初の写真に写っていたのが缶入りで、すぐ上のヤマチョウスタッフが持っているのが100g入りと50g入りのチャック付きのものになります。

ヤマチョウのお茶はチャック付き袋で販売しているので、簡単に密封できて便利ですよ。

そして、今年の一番のおすすめは向かって右の緑の袋。これが今年の新茶に向けて新しく作った50g用のチャック付き袋です。

初めてヤマチョウの新茶を飲む方やちょっとプレゼントをしたい方向けに、いい雰囲気のデザインにしてみました。

お部屋に置いておいてもカッコいいこと間違いなしなので、100gと50gで悩んだらこちらの50gを2枚ご購入されることをおすすめします!

本日新茶が出来上がった「森の粋」ですが、じっくりと時間をかけて、新茶の風味を味わいたいときにおすすめのお茶となっています。もともと甘みのある爽やかな味ですが、お湯の温度が低いと、よりその甘みを楽しむことができます。

ちなみに湯冷ましとは、一度沸騰させたお湯の温度を下げることです。

ポットのお湯を使っている方は一度沸騰されているので大丈夫なんですが、沸騰をさせることで水を殺菌し、水道水に含まれる塩素を抜くことができます。

より美味しく飲むために、必ず沸騰をしたお湯を使ってくださいね。

では、そんなポットのお湯の湯冷ましのおすすめテクニックをご紹介します。

まずポットのお湯を湯呑みに注ぎます。これでお湯の温度が10℃ほどさがります。このお湯をまた違う湯呑みに注げば、また10℃下げることができます。

ヤマチョウの森の粋は、高めの温度でも美味しくお飲みいただけますが、やはり、湯冷ましをした方がもっと美味しくなるのも事実です。

ポットのお湯が98℃に設定してあった場合、湯呑みに注いで88℃、そのお湯を急須に注いで78℃。このくらいに湯冷ましをしてみると、より甘さを味わうことができます。

もちろん理科の実験ではないので、だいたいこのくらい、という目安としてお考えくださいね。

先ほどのでも十分美味しいんですが、もう一回湯呑みに注いで、さらに10℃くらい下げてみても、また違った味わいがお楽しみいただけますよ。

ここでひとつお願いがあります。

二煎目を飲むときはあまり湯冷ましをしすぎると味も風味もよく分からなくなります。熱めのお湯でサッと淹れてると、旨みと渋みがいい感じのバランスになりスッキリ爽やかな味わいになりますよ。

さあ、本日から始まった森の茶の新茶です。ヤマチョウのお茶も毎日のように新茶が出来上がってきます。ご予約をいただいているお客様には出来上がり次第弊社よりお届けしています。ご希望の新茶の出来上がりまで今しばらくお待ちくださいませ。

それでは、本日よりヤマチョウの新茶スタートです。どうぞ、旬の味をお愉しみくださいませ。

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2021年04月14日

茶匠の逸品シリーズでお馴染みの茶農家・高木郷美さんが紹介されていました

森の茶製造元、ヤマチョウです。

ついこの間まで3月だと思っていたら、もう4月も半ばに差し掛かっていました。

さて、実はお知らせがあります。森の茶の初取引の日が4月16日、明後日に決定しました。
いよいよヤマチョウの新茶も始まりますよー!

そんな中、静岡新聞に掲載された「新茶特集」の中でヤマチョウの「茶匠の逸品」シリーズでお馴染みの高木郷美さんが紹介されていましたよ。

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ちなみに「茶匠の逸品」とは、静岡県内の一流生産者が作る希少なお茶を厳選し、産地・品種・製法などの違いを楽しんでいただきたくご用意したお茶のシリーズです。

ひとくちに「お茶」と言っても、産地などの違いから生まれる深い味わい、豊かな香り、そして美しい茶葉の姿を楽しんでいただける逸品たちです。しかもひとつ540円でお買い求めしやすくなっているんですよ。

■茶匠の逸品ブランドサイトはこちら↓↓↓

この茶匠の逸品の中で、川根地区から登場しているのが高木郷美さんのやぶきた品種の手摘み茶です。

■高木郷美氏のやぶきた手摘み茶はこちら↓↓↓

現在は51種類の逸品の茶が登場している「茶匠の逸品」シリーズ。通常では手に入れる事すら難しい一流のお茶が、ここなら一気に買うことができる、正直お茶好きからすると夢のようなショップです。

ちなみに、こんな時期のご紹介ですのでややこしくてすいませんが、「茶匠の逸品」はその稀少性と一流の茶であることを重視しているので、新茶に切り替わることはありません。その点だけご了承ください。

一流の味を堪能できる「茶匠の逸品」シリーズです。商品ラインナップは良いお茶が手に入り次第変更されていきます。一期一会のようなお茶もございますので、ご興味のある方は気にかけてみてくださいね。

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2021年03月21日

暖かくなってきた今、ヤマチョウの「つゆひかり」をおすすめする理由

森の茶製造元、ヤマチョウです。

3月も終わりに近づき暖かい日が多くなってきました。

そうなってくると、恋しくなってくるのが「水出し茶」です。

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ヤマチョウのお茶は、どのお茶もお湯でも水でも美味しく飲めるように仕上げています。ですが、そんなヤマチョウのお茶の中でも、特に水出し茶におすすめのものがあるんです。


「つゆひかり」というのはお茶の品種の名前です。お米やイチゴなどと同じようにお茶にもいろいろな品種が存在します。中でも最も有名なものは「やぶきた」で、その栽培面積は全国では全体の約75%、静岡県にいたっては約90%を占めるほどです。お茶にあまり興味がない方でも「やぶきた」という名前は耳にしたことがあると思います。

日本のお茶の品種勢力図は一強多弱。やぶきた品種以下のランキングは、「ゆたかみどり」6%、「おくみどり」2%、「さえみどり」2%……。今回ご紹介する「つゆひかり」は0.3%ほど。まだまだ稀少な品種です。

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では、限られた茶園のみで育てられている稀少な品種「つゆひかり」は一体どんな品種なのでしょう。そしてなぜ、水出し茶におすすめなのでしょうか。

「つゆひかり」が品種登録をされたのは2003年。わずか18年前です。ちなみに「やぶきた」が品種登録されたのは1953年。歴史の差を感じます。

「つゆひかり」は静岡県の茶業試験場で「静7132」を母親に「あさつゆ」を父親にした交配品種です。天然玉露とも呼ばれる「あさつゆ」の「つゆ」の字をいただき、静岡県の茶業に光明をあたえる品種となることを期待して「つゆひかり」と名付けられました。
実はこの「つゆひかり」ですが、登録をされる前から優良な品種であることが分かっていて、品種登録の2年前。2001年には静岡県茶奨励品種として採用されていたほどなんです。

お茶の世界の優等生は、一部の茶園での生産にも関わらず今一番注目をされているといっても過言では無いほどの高い人気を誇っています。

やぶきた品種にくらべて緑の水色がとても鮮やかで、見た目にも美しい品種です。渋みの中に旨みと甘みが引き立つ。口に含むと爽やかな甘み、そして、後味には深い旨みとどっしりとした渋みを感じられます。「つゆひかり」特有の甘くふくよかな香りは穏やかで、食事によく合うと好評です。

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そんな「つゆひかり」の特長のひとつといえば、水出し茶にしたときの美味しさなのです。

どんなお茶でも、水で抽出すると渋みや苦みの成分があまり出ず、旨みや甘みの味わいを強く感じられるお茶になります。

「つゆひかり」は特にその傾向が強く、スッキリと甘い味がふわっと広がっていきます。また、見た目もとても鮮やかなグリーンをしているので、透明なグラスに注げばそれだけで見栄えも良く食卓を彩ってくれるのです。

水のとき、お湯で淹れるときの1.5倍くらい多めの茶葉を入れ、冷蔵庫で一晩ゆっくりと抽出させてみてください。翌朝には美味しい水出し茶の出来上がりです。ご自宅でつくったものなので、その日のうちに飲み切るようにしてくださいね。

渋みの中に旨みと甘みが引き立つ爽やかなヤマチョウの「つゆひかり」です。まだ少し冷える朝晩はお湯で、汗ばむような日中は水でと、一粒で二度おいしい品種茶をどうぞ楽しんでみてください。


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2021年02月28日

ヤマチョウの深蒸し茶をおすすめする理由

森の茶製造元。ヤマチョウです。

ヤマチョウのお茶は、そのほとんどが「深蒸し茶」です。ではこの「深蒸し茶」とは一体どんなものなのか。

「深蒸し茶」は「深蒸し煎茶」とも言います。蒸しの深い煎茶ということです。

お茶と一言で言ってもそれは大きな括りであって、その中にはいろいろな分類があります。「お茶」の中に「日本茶」があり、その中に「緑茶」があり、さらに「路地栽培」があり、そして「煎茶」があります。この辺りの詳しい内容は、前回のブログに書いてあるので良かったらご覧になってください。

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最後に出てきた「煎茶」。これは路地栽培の茶を蒸してつくったものです。そして煎茶の中にさらに「浅蒸し(あさむし)」「中蒸し(ちゅうむし)」「深蒸し(ふかむし)」の、3つの製法が存在しているんです。

この「蒸す」とはなあに?と思われる方が多いと思います。これは茶を加工する工程のひとつなんです。

まず茶園から摘み採ったお茶の葉、いわゆる「生葉(なまは)」には「酸化酵素」というものが含まれています。酸化酵素は酸素と結合することで「発酵(酸化)」します。発酵は加熱で止めることができ、この発酵をすぐに止めるのが不発酵茶。緑茶のことです。ちなみに、完全に発酵させたものが「紅茶」、半分くらい発酵させたものが「烏龍茶」になります。

パンをつくる時もイースト菌で発酵をさせるため時間を置きます。その発酵時間はつくりたいパンの種類によって様々。お茶もそんな感じです。緑茶にしたければすぐに発酵を止めて、紅茶にしたければ完全に発酵をさせるということです。

この発酵とは、菌(微生物)のはたらきによって食べ物を美味しく変化させたりまた腐敗させたりすることです。しかしお茶は自身が持っている酸化酵素のはたらきで酸化しているので菌は必要ありません。科学的にはお茶の発酵は本当の発酵ではないんです。これはお茶の研究がまだあまりされてなかったころ、お茶が発酵している不思議な現象を多分微生物が発酵させているんだろうという推測で「発酵」と呼んでいました。その名残で、詳しい研究がなされたあともそのまま発酵と呼ばれているんです。

話を戻しまして、この生葉の発酵を加熱で止める方法はふたつあります。

ひとつは釜で炒る方法。そしてもうひとつが「蒸気で蒸す」方法なのです。
そしてその蒸し時間の長さに応じて、先ほどの「浅蒸し」「中蒸し」「深蒸し」に分類分けされるということです。

ではこの3つの蒸し時間はどのくらいなのか。

その時間は私がお茶屋に勤めだして知識を得るまで、その名前だけで何となく想像していた時間を遥かに超えていたのです。

・浅蒸し 10秒〜30秒ほど
・中蒸し 30秒〜1分ほど
・深蒸し 1分〜3分ほど

ね!!短くないですか!?蒸すっていうともっと20分とかそんなレベルを考えていました。蒸し焼きとかみたいな。

もちろん、10秒の蒸し時間でも酸化はしっかり止まっていますのでご安心くださいませ。

さてこの蒸し時間。10秒から3分の間にその見た目や味、香りに大きな影響を与えているのです。

まず浅蒸し茶。細く整った見た目で、淹れると黄金色のような薄い山吹色をしています。香りは青々とした清涼感があり、スッキリとした旨みがあります。

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写真はヤマチョウの浅むし煎茶です。ヤマチョウのはそこまでツンツクした形状ではありませんが、このあたりは製造工場や品種などによってさまざまです。

続いて深蒸し茶。細い茶葉の中にすこし細かいものも含まれています。これは長い蒸し時間で茶葉が脆くなったためで、湯呑みに注ぐと底に細かい茶葉が沈殿しています。後述しますがこれが深蒸し茶のいいところなんです。淹れた色は深い緑色で湯呑みの底が見えることはありません。香りは火がしっかりと入った香ばしい感じで、甘みと濃厚なコクが魅力です。

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最後に中蒸し茶です。何で浅→中→深の順番で説明しないのとお思いかもしれませんが、それは浅蒸し茶と深蒸し茶の中間くらいのものを中蒸し茶というからです。浅蒸しほどじゃないし、深蒸しほどでもない。バランスのとれたいい感じというお茶です。

ではなぜヤマチョウのお茶は深蒸し茶なのか。それはそもそもの茶葉の生育によるものなのです。

昔のお茶はすべて浅蒸し茶でした。しかし森町など近隣の茶産地は日照時間が長く、茶の葉が厚くて硬くなりがちでした。そのため、出来上がるお茶はどうしても渋くなってしまっていたのです。そこで何とかまろやかな味にするため研究を重ね、この「深蒸し」という製法に辿り着いたのです。

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この深蒸し茶、実はあまり一般的ではないんです。ヤマチョウがある森町やその近隣の市で育ったほとんどの人にとってお茶と言えば深蒸し茶です。しかし一歩外に出れば、お茶と言えば浅蒸し茶や中蒸し茶のような、いわゆる黄金色や薄い黄緑色の淡い色でスッキリした味わいのものを指しているんです。

しかし、このマイナーな深蒸し茶が一躍世間の注目を浴びる出来事があったんです。

それは2011年のこと。放送法に基づき日本の公共放送を担うことを目的として設立された特殊法人・日本放送協会。すなわち「NHK」。

このNHKの「ためしてガッテン(現・ガッテン!)」で「お茶!健康パワーの裏ワザ」として深蒸し茶が良いとして紹介されたのです。そして先ほどの沈殿した茶葉。この部分に「βカロテン」「ビタミンE」「クロロフィル類」など体に良い成分がたくさん含まれており、お茶を飲むのと一緒に自然にこれらも体に取り入れることができるのです。

余談ですが、番組では当初「静岡県掛川市の深蒸し茶」と銘打って放送されました。しかし、深蒸し茶は掛川市のみの製法ではないので近隣の産地からいろいろありまして、後日、改めて「深蒸し茶の産地は他にもたくさんある」ということを明確にした上で健康効果について放送されたほどの反響でした。

ヤマチョウがある静岡県森町も、ちゃんと深蒸し茶の産地なんですよ。

何はともあれ、全国ネット、しかもNHKということもあり深蒸し茶の知名度は一気に広がっていきました。

ヤマチョウのお茶は深蒸し茶です。飲みごたえを大切に毎日気軽に飲めるお茶です。もちろん、高級なものから本当に低価格帯まで様々です。しかしそのどれも熱いお湯で淹れても美味しく仕上げています。

もちろん湯冷ましをすれば甘く美味しくなります。でも毎日そんなことできません。忙しい時でも面倒な時でも、毎日の飲み茶として一杯の深蒸し茶を習慣として飲んでほしい。そんな思いで仕上げています。

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2021年02月13日

イギリスで煎茶が人気!でも煎茶って何?

森の茶製造元ヤマチョウです。

先日、イギリスで日本の緑茶が人気になっているという記事を見ました。イギリスといえば紅茶のイメージが強いので意外な感じです。5つ星ホテルのアフタヌーンティーにも緑茶があるというから驚きです。中でも人気なのが「煎茶」なんだそうですよ。

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ちょっとワザと変な書き方をしてみました。

人気があるのが「日本の緑茶」で、その中でも「煎茶」が人気。

一般的に、お茶=日本茶=緑茶=煎茶です。この4つの言葉の持つ意味は同じだと捉えられていますし、日常生活ではまったく問題はありません。

しかし実はこの4つは、=(イコール)に見せかけた≒(ニアリーイコール)という事をご存じでしたか。

まず大きな分類として「お茶」があります。お茶とはチャノキの茶葉を加工してつくられる飲み物、またチャノキ以外の植物や動物に由来する加工品からつくられる飲み物です。ごぼう茶、あずき茶、タンポポ茶などもお茶です。

そのお茶の中でも国産の茶葉を国内で加工したお茶を「日本茶」と呼び、その日本茶の中に「緑茶」「烏龍茶」「紅茶」をいう3つの種類に分けられます。

緑茶、烏龍茶、紅茶の違いは「発酵」にあります。

茶の発酵は微生物などではなく「酸化酵素」の働きによって起こります。生の茶葉は摘み取った瞬間から少しずつ酸化が進んでいきます。酸化は加熱することで止めることができ、この酸化をどこで止めるかにより3種類の発酵に分けられています。

緑茶は「不発酵茶」です。早い段階で酸化を止めるため生の茶葉を加熱しています。ほぼ酸化をしていないため色も緑色です。
逆に茶葉を最大限にまで発酵させると紅茶。半分くらいの発酵のものが烏龍茶とされています。
それぞれの茶葉の色を見ると分かりますが、緑→茶→赤と変化しています。

つまり同じチャノキから栽培した茶葉で、緑茶も烏龍茶も紅茶もつくることができるんです。もちろんそれぞれに適した品種、栽培方法があるので実際はあまり多く出回ってはいませんが、こういった取り組みをしている茶農家さんもいます。

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緑茶は2種類に分けられています。

日光を遮るよう茶園に覆いをした「被覆栽培」と、日光を浴びて育つ「路地栽培」です。

このうち「被覆栽培」されたものが「碾茶(てんちゃ)」と「玉露」になります。碾茶を石臼で挽いたものを抹茶といい、碾茶は抹茶の原料です。

そして、「路地栽培」されたものは「蒸して」つくったものと「炒って」つくったものの2種類に分かれます。

この「蒸して」つくったものが「煎茶」と呼ばれるものなんです。

この煎茶の中にも更に蒸し具合で種類が分かれていくんですが詳しい話はまた今度にしたいと思います。

上の図を見ていただけると分かりますがヤマチョウのメインカテゴリでもある「深蒸し煎茶」は蒸し時間が長い煎茶という事です。

ちょっと補足ですが、「くき茶」「粉茶」「芽茶」は煎茶や玉露をつくる過程で茶葉の大きさを選別するときに出たもので作られています。
いかがでしたでしょうか。

長々とお話しましたが、お茶≒日本茶≒緑茶≒煎茶というのが分かっていただけましたでしょうか。

しかし、これはあくまでカテゴリ分けの話です。煎茶というのは、産地や品種、生産者、製法、ブレンドによってまったく違う味を楽しませてくれます。煎茶という枝の先には無数の選択肢が存在しているんです。

煎茶のその先を楽しむ。そしてあなたのお気に入りの味を見つけるのもなかなかに楽しいものです。知れば知るほど奥が深いお茶の世界を楽しんでくださいね。


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2021年01月28日

ホンマでっかでお馴染みの武田先生がお茶と新型コロナについてお話してます

森の茶製造元ヤマチョウです。

1/8に放映されたDHCテレビ「真相深入り!虎ノ門ニュース」でお茶で新型コロナ無害化の話題が出ていました。

「ホンマでっか!?TV」でお馴染みの武田邦彦先生が詳しく解説してくれています。

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詳しくご覧になりたい方は下のリンクからどうぞ。58分くらいからお茶で新型コロナ無害化の話題になっています。

【DHC】2021/1/8(金) 武田邦彦×須田慎一郎×居島一平【虎ノ門ニュース】
https://dhctv.jp/movie/103964/

本当に無害化されるなら、凄い事です。
効果を過大に言うのはよくないですが、どのような展開を見せるのか気になるところです。

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2021年01月20日

年に一度の大セール!第21回蔵出し得煎市が本日よりスタートです

森の茶製造元、ヤマチョウです。

本日から、ヤマチョウ年に一度の大セール「第21回 蔵出し得煎市」がスタートです!!
年に一度の大セールが21回目ということは、実はこれ21年前からやっているんです。

得煎市とは何?という方に簡単にご説明しますと。お得な煎茶の市の名の通り、基本全ての商品が1割引き。そして、いくつかの特別セットは1割以上のお値引きに加えてなんと5,400円未満でも送料無料。

もちろん、お茶だけではなく、お菓子や急須なんかも対象です。

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ヤマチョウの得煎市の魅力は、やはりいつものお茶がいつもより安い!これに尽きるんです。

得煎市では、セール用の商品を特別に用意したり、仕入れたり、そういった事は実はしていません。いつも販売している、いつもとまったく同じ中身を、いつもよりもお安くご提供。これがヤマチョウの得煎市スタイルです。

例えば、ヤマチョウ一番人気の深蒸し茶「森の雫(もりのしずく)」は、しっかりとした飲みごたえが特長の深蒸し茶で、旨み、渋み、香りのバランスが良いおすすめのお茶です。こちらは通常100g入り1,080円で販売しています。

このお茶が得煎市の期間だけは100g入りで972円。更に5袋まとめてのお買い上げで4,700円10袋だと9,100円と1袋当たり940円と910円。いつもの1,080円と比べるとなんと最大170円もお得なんです。

170円あれば、コンビニおにぎりのちょっといいのが変えちゃいますよ。

他にも、普段は高級すぎて手を出しづらい、100g入り1,620円の「森の華(もりのはな)」が、5袋まとめてだと1袋あたり1,360円。なんと260円も安くなります。

260円あれば、コンビニでサンドイッチが変えちゃいますよ。

まだあります。みんな大好きお得用パックの「上煎茶(じょうせんちゃ)」は500g入りで1,890円です。これも5袋まとめて買えば1袋あたり1,600円。なんと290円も安くなります。

もうちょっとで300円入れなきゃいけない高めのガチャガチャができちゃいますよ。

そんなわけで、本日よりスタートした第21回 蔵出し得煎市。3月29日までの約2ヶ月間、どうぞお得にお買い物をお楽しみくださいませ。
巣籠のお供は、緑茶で決まりですよ!


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2021年01月13日

新しい冬の定番。ホット麦茶をおすすめする理由

森の茶製造元、ヤマチョウです。
新年あけましておめでとうございます。遅くなりましたが新年最初のヤマチョウブログです。

さてみなさま。今、ある飲み物が流行しているんですがご存じですか。

それは「麦茶」なんです。

麦茶なんて昔からみんな飲んでいるじゃない。と、そんな事言わないでください。

いま流行しているのは、実は「ホット麦茶」なんです。

麦茶と言えば夏の定番の飲み物ですが、この麦茶をホットにして冬場にも飲む人が増えてきているんです。

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そもそも麦茶とは何なのか。

麦茶とは、殻付きまま焙煎した大麦の種子を、湯で煮だして煎じたり、水で進出して作った飲み物の事で、麦湯とも呼ばれます。名前に「茶」と付いていますが、いわゆる緑茶を始めとする「チャノキ」で栽培されたものではありません。

ここでアレ?と思った方もいるかもしれません。そう「麦湯」なんです。

麦湯がいつの間にか麦茶になった。その歴史をちょっとお話します。

歴史の上での麦茶の登場はとても古く、古代ギリシアの医師「ヒポクラテス」が治療法を記した文献にその記載があります。それは発疹した患者に、発芽した大麦を煎じた汁を飲ませるというものでした。

正確に言うと今の麦茶の飲み方とは少し違いますが、根本的なところは同じです。昔は薬だったんです。

日本では、平安時代の貴族たちが好んで飲んでいたとの記録が残っています。その後も戦国武将が飲んでいたりと、昔は身分の高い人たちが飲むものでした。

その後、江戸時代に入ると麦茶は大衆に広まっていきます。夏の夜には「麦湯売り」の屋台が夕涼みの定番でした。

ちなみに麦茶が夏の飲み物として定着していたのは昔からの事で、これは麦茶の原料である大麦の収穫時期が初夏である事が関係しています。

今のように保存技術が発達していなかったので、収穫したての大麦を焙煎したものが一番美味しかったんです。

時代は流れ明治時代。コーヒーや紅茶などの西洋文化が日本に伝わり、麦湯売りは廃れていきます。そして昭和になり、戦後の高度経済成長期。一般家庭に冷蔵庫が一気に普及したんです。

この冷蔵庫の普及ポイントだったんです。「冷蔵庫がある」と言う事が「冷たい麦茶」の存在を決定的にしたんです。

簡単に言ってしまうと冷蔵庫がなかったから冷たい麦茶は存在しないままだったんです。

長々と書いた割にはとても単純な理由でしたが、ひとつ思い出してください。麦茶はそもそもホットで飲まれていたものだったんです。

では何故その「ホット麦茶」が永きに渡る「冷たい麦茶」一強時代を経てこの令和に流行をしているのか。

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一番大きな理由は麦茶がノンカフェインである事です。

寝る前は麦茶を飲んでいたけど冬は冷たいからやめている。子供たちにはいつも飲ませているけどあんまり冷たいとお腹をこわしそう。そんな人たちはそもそもたくさんいたんです。

しかし、何故か麦茶は冷たい飲み物という先入観から、冷たい、または常温のものを飲み、冬は麦茶を飲まないという方がほどんどでした。

そんな潜在需要を見越した大手飲料メーカーが「ホット麦茶」のペットボトル飲料を発売したところ大ヒット。一気にホット麦茶という存在が広まっていったんです。

小國神社門前の小國ことまち横丁にあるヤマチョウの直営店では、ホット麦茶の試飲も行っています。

ほとんどの方がホット麦茶に馴染みがないため最初は恐る恐るですが、冬場はホットの方が間違いなく美味しいので、みなさまホッとした顔になり楽しそうに飲んでいかれます。ホットなだけにね。。

アイスだけでなくホットでも広がりを見せている麦茶ですが、もちろんただ美味しいだけではありません。古代ギリシアでは薬として用いられていたほど、麦茶の原料である大麦には秘密のパワーが隠されているんです。

麦茶の香ばしい香り成分「アルキルピラジン」には血液をサラサラにする効果があります。

ある研究で、ミネラルウォーターと麦茶をそれぞれ飲み比べてみたところ、ミネラルウォーターのグループは特に変化は見られなかったが、麦茶のチームは血流のはたらきが改善されたという報告があります。

また、麦は「GABAギャバ」という成分を含んでいます。チョコレート菓子などで流行したのでGABAという名前をご存じの方は多いかもしれません。

これはアミノ酸の一種です。脳の血流を促進して、血液中の酸素量を増やしたり、脳細胞のはたらきを高めたりします。また肝臓のはたらきを活性化したり、血圧を下げて中性脂肪や悪玉コレストロールを減少させたり、肝機能をアップして二日よりを防止したり、ストレス解消効果、うつや睡眠障害を予防したりすると言われています。なんだかスーパーマンみたいな成分です。

ヤマチョウでも実は一年中麦茶を販売しています。ヤマチョウで販売している「まろやか麦茶」は、国産大麦を高い専門技術をもつ焙煎の匠が自信をもっておすすめする焙煎が魅力の麦茶です。

通常の麦茶は大麦をそのまま焙煎しますが、このまろやか麦茶は大麦を水につけ、蒸し、乾燥させた後に焙煎をしています。こうする事で苦みが抑えられ香ばしさが増し、まろやかな味わいを楽しむ事ができるんです。

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今年の冬は、例年にない寒さです。ホット麦茶をいつもの習慣に加えてみてはいかがですか。

もちろん、朝は昼間は煎茶も飲んでくださいねー!

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